筋トレの効率を上げたい方や、手で道具を使うスポーツをしている方は、絶対に握力を鍛えましょう!
握力を鍛えるメリットとして、上腕二頭筋を鍛えるアームカールや広背筋を鍛えるデッドリフトなど、筋トレには握力を必要とする種目がたくさんあります。
握力が弱いことで、筋トレしたい部位ではなく、先に握力がなくなってしまい鍛えたい部位の筋トレが上手くできなかった。なんていうデメリットも多々あります。
せっかくの筋トレで、効果を落とさないためにも握力を鍛えるメリットを覚えておきましょう!
握力を鍛えることのメリットはこんなにもたくさん
握力を鍛えるメリットとして、筋トレの効率を上げることはもちろん、スポーツのスキルアップや日常生活にも活かせるということがあります。
スポーツでいうと、テニスやバドミントンなどのラケットを持つとき、野球でボールを投げるときにも握力は必要です。
また、硬いフタを開けるときや重たい荷物を持つときにも握力が使われます。
握力が弱いと、後半戦でラケットを握る力が弱くなることや強くボールを投げられなくなってしまいます。
握力を鍛えるメリットは、まだまだたくさんありますので、この機会に握力トレーニングを取り入れましょう。
心筋梗塞や脳卒中の予防にもなる!?
引用:「握力の測定は、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを知るための、簡単で安価な検査法となります。その効果は血圧測定と同等以上である可能性があります」
じつは握力を鍛えることで、心筋梗塞や脳卒中などの病気の予防にもなります!
日本生活習慣病協会では、2015年に「握力が低下すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇 握力が体力の指標に」という記事を取り上げています。
握力が5kg低下するごとに、何らかの原因に夜脂肪リスクが16%も増加し、さらに心血管疾患のリスクが17%増、心筋梗塞リスクは7%、脳卒中リスクは9%も増加することが報告されました。
日常生活でも、ペットボトルのフタが開けられないなどの支障をきたすこともあるため、握力トレーニングをすることにデメリットはないので、男性・女性関わらず鍛えることをおすすめします。
握力で鍛えられる「前腕」についている筋肉の紹介
握力を鍛えるには、肘から下の「前腕」に付いている筋肉を鍛える必要があります。
さらに前腕の筋肉の中でも、主に「深指屈筋」や「浅指屈筋」が握力を鍛えるために使われる筋肉になります。
これらの筋肉は、ものを掴む動作やパソコンのキーボードを打つときなんかにも使われる筋肉です。
日常生活でもよく使われる筋肉ですので、握力は鍛えておくと良いでしょう。
握力を鍛えるにはストレッチも重要!?
じつは握力を鍛えるには、トレーニングばかりしていてはダメなのです!
握力をトレーニングするのに使われる「深指屈筋」や「浅指屈筋」は、普段の生活でもよくつかっている筋肉です。
普段から使っている筋肉なのに、過度な握力トレーニングによりさらに酷使してしまうと、ケガの原因にも繋がります。
デスクワークの多い方によくある「腱鞘炎」なども、同じ筋肉の使いすぎによる症状です。
普段から使いすぎて硬くなってしまった筋肉は、本来のパフォーマンスを発揮することができないため、ストレッチも交えながらトレーニングするようにすると、トレーニング効率も上がります。
日本人の平均握力はどのくらい?
日本人の10代〜60代までの平均握力は、男性で37.4kg、女性で30.6kgとなっています。
また、男性では35〜39歳、女性では45〜49歳、それぞれ一番握力がある年代となっております。
握力は年齢を重ねるごとに落ちていく傾向がありますので、今のうちに鍛えておきましょう!
握力は日常生活でも簡単に鍛えられる部位ですので、意識して取り組むようにしてみてください。
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まとめ
筋トレの効果がなかなか出ない方やスポーツのスキルを上げたい方は、まずは握力トレーニングから始めてみてください!
握力トレーニングをおろそかにしてしまうことで、筋トレやスポーツで思ったような成果が出せなくなってしまうかもしれません。
まずは、簡単な握力トレーニングから取り入れてみて、徐々に負荷を増やしていきましょう。
必ず、あなたの筋トレやスポーツのパフォーマンスアップの手助けになってくれます!
執筆ライター 立津雅貴