義務と権利は表裏一体

スポーツアナリスト

「グラウンドの環境がだめ
用具が揃っていないからだめ
選手の能力が低いからだめ
コーチの能力が低いからだめ
学校の協力体制がだめ」…などなど

実際にいる(いた)指導者…
自分の使命については宣言しない…
つまり自分の義務より
先に権利を要求する人間の典型です

本当にいるのでしんどいです…

「俺は君達を全国大会に
 出場させます!」とコーチ
練習メニューは凄まじく厳しい言葉を
浴びせまくり…練習後いつもへたり込む
他方コーチは
レギュラーメンバー外関係なく
ひとりずつに声かけとアドバイス
自らグラウンドの芝刈り
コミュニケーションづくり

コーチは選手をリスペクトし
選手もコーチをリスペクトする
最高の関係ができました
前年リーグ最下位から
全国社会人大会に出場
その後彼は国内外問わず
毎シーズンどこかでコーチに就いております
時々話すと
義務と権利が表裏一体が根底に流れております

選手に対しては、一方的に強制するトレーニングではなく「お前はどうしたいのだ?」と必ず問いかけてきます。その上でトレーニングや試合での戦い方を選手側に提案して、お互いにグリップします

何か問題点が発生すれば、お互いに膝を付け合わせて話合います

件のコーチは、選手達に提案する事前準備として、客観的な事象についての情報を収集します

客観的な事象とは、定量的なパフォーマンスのデータはそのひとつです

データのひとつが、GPSで計測されたトラッキング=走った、つまりフィットネス数値です

「お前、走ってないぞ!」「もっとハードワークしろ!」と以前は感覚値で判断され、指摘されてました。

「私(俺)、結構走っているのだけど…コーチ何を見ているの?」

お互い認識のズレが生じて、あまりよくない関係になってしまうケースが散見されます。つまりお互いに「権利ばっかり主張しやがって」と…

人間一番納得(本心かは別問題)するのは数値化です。嫌でも数値で自分のパフォーマンスを示されたら受け入れるのみです

コーチは選手へただ単に、はっぱをかけるだけではモチベーションは高くなりません

客観的な数値を提示して、次の準備のために何をするのか一緒に思考し、実行することが一番です

以上義務と権利とGPSについて

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