大宮玲央奈選手ゲーム&GPSレポート(6/26 South Melbourne FC vsBox Hill United)

競技の問屋からのお知らせ

豪州・South Melbourne FCで活躍中の大宮玲央奈選手より

6月26日のゲーム&GPSレポートを発信いたします!

当方の事情で、更新が遅れましたことごめんなさい!

では、玲央奈選手の渾身レポートです↓↓↓

■見どころ■
・先週同様引いてくる相手に対しての戦い方
・相手の両サイドアタッカーが足速い
・私たちの普段センターバックをしている選手がボランチをすること

■試合の振り返り■
まず私が先週膝を少し痛めてしまい、チームの練習にはほとんど参加せず別メニューで調整していました。
練習を1日休めば大丈夫だろうと思っていたのですが、自分が予想していたよりも痛みが残っていたのでトレーナーにも週末の試合はできるだけ無理はしたくないと伝えていました。
私の他にボランチをやっている選手がいないため(1人もいないのはちょっと問題。笑)普段センターバックをやっている先週のレポートでも登場した17歳の子が抜擢されました。

相手は下位のチームなので、攻撃の時間が多くなることは予想できました。
つまり押し込む時間が多くなるので必然的に相手は後ろに重たくなって守備の枚数が増えるということです。

そんな相手に対して、前半立ち上がりに先制し、25分あたりにも追加点が奪えていたのでこれは先週のような大量得点が狙える試合になるのでは?という雰囲気がありました。

相手のディフェンスラインはとても脆くて、相手のビルドアップもプレッシャーを掛ければすぐ奪えていました。
逆にこちらが奪った後に、何度もチャンスがあったのに最後決めきれなかったり、適当なパスをしたりと雑さが目立ちました。

決めるところでしっかり決めなかったり、軽いプレーを何度も続けていると流れは相手に渡ります。
これは本当にサッカーの不思議ですね。
前半終盤は見事に相手に渡り、採算チャンスを作られました。

相手両サイドの選手たちの足が速かったので、カウンターのような形で私たちの右サイドの背後を使ってGKと1対1の局面を何度か作っていました。

原因として2つあると思っていて、1つめは私たちの攻撃時に全体的に前掛かりになり過ぎてしまうこと。
これは私たちの両サイドバックの選手たちが攻撃好きすぎて相手がいようがどんな状況でも基本的にどんどん前に走ってしまうことが大きいです。特に右サイドの選手は、練習中も私がどんなに大きい声を出して止めてもボールに引き寄せられてしまいます(笑)
2つめはボランチの位置。
初めにも言ったように今回のボランチは普段センターバックをやっている選手です。
年齢のことはあまり言いたくないですが、ボランチの経験はあまりない17歳。
どうしてもポジショニングが低くなりすぎて、ディフェンスラインに吸収されてしまっていました。
そうなると何が起きるか?
ボールを奪われた後に距離が遠くて遅れるため回収がしにくくなることと、相手に中盤のスペースを使われて配給しやすくさせてしまうことがカウンターを受けやすくしてしまった要因だと思いました。
とにかく全体のバランスが悪かったです。

前半の途中からすでに監督にアップをして準備してと言われていたのでこれは出場するかもなという感じで、後半から交代出場しました。

私が意識して入ったことは、
①先述したチームのバランスをしっかり立て直すこと
②サイドバック(特に右)の選手に、相手がどこにいるのかをもっと意識してもらえるような声をかけ続けること
③相手のディフェンスラインが少し高めだったのでシンプルに背後を狙うこと
これらを特に意識してプレーしました。

前半とは違ってバランスも良くなり、決定的なチャンスは作られなかったしサイドの背後のスペースを使われることも減りました。
ベンチで見ていたのと試合をしていて違うと感じたことは、私に対してマンマーク気味で相手がついて来ていたのでシンプルに相手ディフェンスラインの背後が狙いにくくかったことです。
後半に得点ができなかったことは残念な結果となりました。
相手のキーパーがもうノリノリでしたね!
何本止めたかわからないくらいストップしていました。

満足できる内容ではなかったですが、最低限勝ち点3は取れたので良しです◎
私の膝も試合後に痛みもなくいい感じだったので次の試合はまたスタートから出場できるように今週の練習も頑張っていきます!

それではまた来週〜!!

◇GPS(SPT社製)トラッキング・スタッツ

出場時間:45分(後半のみ)

総走行距離:8.55km

ワークレート(出場時間の1分間の平均走行距離): 44.5m

最高速度:22km/h

膝の痛みの影響で、スプリント系がやや低いものの、8.55kmの運動量は素晴らしい

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