大宮玲央奈選手ゲームレポート(7/10 South Melbourne FCvsAlamein FC)

競技の問屋からのお知らせ

豪州・South Melbourne FCで活躍中の大宮玲央奈選手より

7/10の vsAlamein FCゲームレポートが届きました

玲央奈選手は90分・ボランチでフル出場です

〈試合のみどころ〉
・相手の監督が戦術面に長けていると言われている監督
・中位に留まっているが若くて勢いに乗ったらとてもいいチーム
・相手のトップの選手が大きくて強くて上手い選手なのでカウンターには要注意
・相手の左ウィングの選手は元AFL(フッティー)の選手

〈試合の振り返り〉
私たちのフォーメーション4-3-3に対して、アラメインのフォーメーションは4-4-2。
中盤の枚数では不利なように見えますが、私たちは真ん中で3枚、アラメインは真ん中に2枚外2枚の4枚だったのでその数的有利の状況をどう活かすのかが鍵となりました。

私は試合前、もしかしたらこの試合もマンマークされるかもなぁと思っていました。
それはそれでしょうがないかと思っていたのですが、試合が始まったらマンマークはされなさそうな感じでした。


相手の2トップがセンターバックと私に対してプレッシャーをかけてきていました。
ただ私たちにはJenna Mccormickというオーストラリア代表でもプレーしていた強くてビルドアップも上手な選手がいます。
その選手ともう1人の若いセンターバックのNaomi Chinnamaと私と3人で相手の2トップに捕まらないようにうまく三角形を作ってビルドアップをしていきました。
相手の2トップも縦関係でプレスをかけてくるのではなくて基本的に横並びだったので比較的スムーズにできていました。
2トップの真ん中に私がポジションを取っておくことで相手の2トップ2枚とも私たちのセンターバックに対してプレッシャーをかけにくくなります。
1人がセンターバックまで出たらもう1人のトップが、
・出たことによって私がそこのスペースで受けられる
・もう片方のセンターバックが受けられる、そして受けた後のプレスに行く距離が遠くなる
なので私はボールが受けられなくても、もはや受ける気がなかったとしても2トップの間にいるとで相手のプレスに戸惑いを与えることができます。
仮に2トップがどこにもプレスに行かなかったとしても私はそのまま2トップ間でボールを受けられるのでパスひとつでひとつ先に進めます。
2トップが私を意識しすぎて私のコースをぎゅっと閉めてきたとしても、今度は私たちの2トップ下やトップのコースが開きます。
試合中は味方のトップ下の選手が引いて受けようと落ちてくるのをコントロールすることを主に気にしながらプレーしていました。
トップ下の選手たち2人ともドリブル上手だから前にいて浮いていた方が絶対に怖いので!!

こんなことを試合で判断しながらプレーしています。
英語でこれを伝えるのはとってもハードだけどね。。。
でもパズルみたいで楽しいですよね!(笑)

そして相手のトップの大きな選手は対人が強い若手センターバックNaomiに任せて、ブラしてくれたところを救出するという意識でやってました。
その人と普通にぶつかっても勝率低いだろうと思っていたので、味方の強さにも助けられています。
体が小さいからこそみんなよりもたくさん頭使ってプレーしないといけないなと昔から思っています。
だから戦術とかも好きなのかもしれないです。
身体能力羨ましい!!

話は戻りますが、チーム全体でいい距離感でビルドアップができると攻撃にも厚みが生まれます。
2点目のゴールもJennaと私でパスしながら時間を作っている間に右サイドバックの子がオーバーラップをしてから生まれた得点でした。
みんながハードワークするということはもちろん大前提ですが、サイドにボールが渡ったときにペナルティエリア内に人数をかけれていることが多くの得点に繋がっています。

来週は私の古巣であるFC Bulleen Lionsとの試合です。
さらに現在FC Bulleen Lionsは2位。
首位を固める上でも私にとっても、大事な試合になります。
Bulleenには私が今戦っているリーグの一つ上のリーグであるオーストラリアトップリーグで優勝したメルボルンヴィクトリーの選手たちが多くプレーしています。
正直、ここ数週間対戦してきた相手とはレベルが違うと思いますが来週もみんなでハードワークして頑張りたいと思います!
それではまた来週〜!

暫定順位:1位
来週の対戦相手:FC Bulleen Lions

恒例の玲央奈選手GPS(SPT)データは、後日お届けいたします!

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