豪州・South Melbourne FCにて参戦中の大宮玲央奈選手より、8/1のvs FV Emergingの
ゲームレポートが届きました。
負傷により前半での交代となりました……
では、下記玲央奈選手のレポートです!
見どころ
・この週の火曜日に2週間実施していたロックダウンが解除され水曜日からチーム練習を再開したので、両チームどこまでコンディションを戻せるか
・私は移籍してくる前ですが、前回の対戦は0−5でこれまで唯一負けている相手なので監督はじめみんな気合が入っていました
・対戦相手にはヤングマチルダというオーストラリアの年代別の代表選手や、将来が楽しみな若手選手たちが多くいる
マッチレポート
相手は4−4−3の布陣に対し私たちは4−3−3です。
立ち上がりは両チームともボールが落ち着かずどっちつかずの試合展開でした。
全体的なチャンスは私たちの方が多かったように思いますが、私を含めてパスミスなどのイージーミスもありボールロストも多かったです。
相手のEmargingには若くてパワフルでクレバーなCBと日本ではまず見かけられないような体格のザ・潰しやCBが2枚いて簡単に攻撃をさせてくれません。
ビルドアップの仕方としては、相手は2トップで私たちのCBに1人ずつプレッシャーをかけてくるわけでもなく、基本的に横並びでした。
私の位置に近い位置どりをしていたのでもしかしたら私のコースを消したかったのかもしれません。
以前のマッチレポートでも書いたように、横並びのFWに対してはそのFWの間にポジションを取ります。
FWの1人がCBに出れば私のスペースがあきますし、CBにでなければそのままCBから作れます。
この試合は後者で、CBからの入口(次のゾーンに入れる場所)が多かったです。
この時に重要なのがSBと2トップ下の位置どり。
CBから侵入できるのでSBも2トップ下も比較的高い位置を取れます。
トップ下の選手はスペースがあるからといって落ちてボールを受けにくるのではなく、少しだけ我慢して相手がプレッシャーをかけてくれるのを待っておけばわざわざ自分が落ちなくても勝手に相手が自分のスペースを作ってくれます。
CBから直接トップ下に入れるのが難しくてもSBが少し角度を作ることでCB→SB→トップ下のようにボールを入れることができます。
CBから3トップのウイングにボールを入れてその間にSBがオーバーラップ、トップ下が受けて裏に。といったパターンも見えますね。
このように必ずしも自分が動き回ってボールを受けることが必要なのではなくて、最初は相手に近い位置にいても、相手はスライドやプレッシャーをかけにいかなければいけないので、ボールを受けるスペースをいい位置で待つという方法も見つけて行かないといけないかもしれませんね。
メッシなんかはもちろん個人技が凄すぎるのはありますが、動かずにいい位置で待っておいていつの間にか自分のプレーエリアを作っているのが上手いなと思います。
今日の一番伝えたいことは今ので伝え切りました。(笑)
なぜなら私は負傷交代をしてしまい試合を完全に確認できていないからです。
次の試合からはもっとちゃんと見るので今回は許してください!
でもさっき伝えたことは結構大事な受け方の要素なのは確かです。
動いているはずなのにボールをいい位置で受けられない選手は、動きすぎてませんか?
話を戻しますが、私たちは前半のアディショナルタイムでコーナーキックから先制点を取れたことが本当に大きかったです。
ハーフタイムに話していた内容も私はベンチにも戻れなかったので確認できず。
後半はディフェンスラインも集中していてオフサイドをとってしっかり対応できている場面も多くみられましたし、両ウイングの速さを生かして攻撃する回数も増えました。
特にこの試合では私たちの左サイドバックの子が本当に素晴らしい働きをしていました。
守備では裏のケアや対人でほとんど全勝していましたし、攻撃においてもタイミングよくオーバーラップしたり中盤にも効果的にボールを配給していて私的Player of the matchでした!
まだ17?18歳だけど上手な選手なので注目して見てください。
次の試合もみんなで頑張りますー!!
暫定順位:1位
来週の対戦相手:Bayside United