サッカーチームを見ている人(監督・コーチ・トレーナー)なら、もっと選手全員のパフォーマンスを上げたいと常に考えているはずです。
サッカー選手のパフォーマンスを上げるためには、日々のトレーニング記録を管理することが大切です。
サッカーは、激しいコンタクトスポーツの一つで、ケガや疲労によるパフォーマンス低下が問題視されることが多いです。
パフォーマンスの低下は、それだけで試合の勝負をわけるため、毎日の管理がとても大切だと言われます。
日々のトレーニング記録を管理し、必要のないトレーニングを減らして、選手それぞれにとって必要なトレーニングに照準を当て、パフォーマンスアップに繋げましょう。
サッカーでトレーニング管理する大切な理由
サッカーでは、ポジションによって動きが異なるため、ポジションごとによってトレーニングの管理を変えることが必要になります。
プレー中は、「走る」「蹴る」「跳ぶ」など状況に合わせて、様々な動きが繰り返されています。
ディフェンスとオフェンス、キーパーが同じトレーニングをしていては、いつまで経ってもパフォーマンスアップには繋がりません。
サッカーでは、ポジションごと、または一人一人の特徴に合わせてトレーニングを管理して行くことが大切です。
休み明けトレーニング事例【3.1中強度】
休み明けトレーニング事例【4.2高強度】
コンディション管理不足で起こるケガ
サッカーは、激しいコンタクトスポーツですので、どうしてもケガが付きものです。
サッカーのトレーニング後にケアを怠るやつは、三流だ!【筋肉の硬さはパフォーマンス低下の原因】でも、トレーニング後のケアの大切さを紹介しています。
ケガの原因には、大きく分けて「接触プレーでのケガ」と「オーバーワークによるケガ」の2種類があります。
接触プレーでのケガは防ぐことは難しいですが、オーバーワークによるケガは防ぐことが可能です!
トレーニング管理をすることのメリット
サッカーのトレーニング記録を管理することのメリットは、ポジションごと、個人ごとにメニューを作成することはもちろん、その日の調子によって、トレーニングメニューを変えることができるところです。
トレーニングの目的は、日々のパフォーマンスを最大限に発揮することです。
調子が悪いときに、いつもの激しいトレーニングをしていては、パフォーマンスアップには繋がりません。
トレーニング記録を管理しておくことで、日々の調子に合った、最適なトレーニングを行うことができます!
サッカーのトレーニング管理にはITも活用しよう
サッカーのトレーニング管理には、IT技術を取り入れることもおすすめです!
これまでは、紙やエクセルに入力しての管理、もしくは監督やコーチの管理に依存していました。
ITを活用することで、移動距離やスプリント数、パフォーマンス情報やチーム管理、これら全てを数値化して、データ管理することができます。
プロサッカーチームでのトレーニング方法
プロサッカーチームでは、トレーニング記録の管理にIT技術が使われていることが多いです。
プロサッカー界では、トレーニングメニューだけでなく、食事管理、病気・ケガの管理、監督・指導者とのコミュニケーションツールとしても、使用しているチームも多くあります。
監督やコーチの負担を減らすだけでなく、選手自身が自分の身体を見つめ直すツールとして利用されています。
流通経済柏が実践しているトレーニング
高校サッカーの強豪校である「流通経済柏」も、IT技術を利用して、選手のトレーニングデータを管理しています。
トレーニングデータを管理することで、監督・コーチだけでなく、選手一人一人がコンディションを気にするようになりました。
数字で根拠を出すことで、課題と目標が明確になり、チーム全体が成長していきます。
以下の記事では、SPT GPS パフォーマンス・トラッキング・システムをご紹介しています。
選手のデータを取得し数値化し、効率的なトレーニングやコンディション管理が可能になります。
まとめ
サッカーでパフォーマンスを上げるためには、トレーニング記録の管理が決め手です!
しかし、トレーニング管理を怠ってしまうことで、パフォーマンスが十分に発揮されなくなってしまいます。
トレーニング前に、もう一度、自分の身体に問いかけてみてください。
必要のないトレーニングを減らして、必要なトレーニングに注力して、日々のパフォーマンスを最大限に発揮しましょう!
執筆ライター 立津雅貴