大宮玲央奈|ゲーム&GPSレポート(6/19 South Melbourne FC vs Bayside United FC)

競技の問屋からのお知らせ

豪州 South Melbourne FC所属の大宮玲央奈選手より第11節のゲームレポートが届きました。
大宮選手はフルタイム(90分)出場です!

豪州 South Melbourne FC所属の大宮玲央奈選手より第11節のゲームレポート

■見どころ■

・新型コロナウイルスの影響で4度目のロックダウンをして3試合延期になってしまい、観客等規制のある中でのロックダウン解除後の試合であったこと。
・メルボルンシティでプレーしていた17歳のセンターバックが加入し、初出場となる試合。
・最下位のチームにどれだけ点を取れるか、特に得点女王争いをしている選手たち

■試合の振り返り■

相手は引いて守備を固めてくるだろうと、この週は引いて守備ブロックを作る相手にどう得点に繋げていくかという練習をしてきました。

ドリブルで相手を崩すか、ダイレクトパスなど使ってワンツーで相手のラインを割っていくか、この2つを多用していこうというチームの共通理解でした。

しかし試合に入ってみると、私が想像してたよりも守備に徹するというわけではなくて、攻撃にも枚数をかけていました。
これは私たちにとって試合をやりやすくしたと思います。

理由は攻撃の際に自分たちが使えるスペースが広くなること、相手の守備バランスが崩れやすくなるからです。
ただ立ち上がりは私たちもミスが多く落ち着気のない試合展開でした。
11分に先制ゴールを決めるまでは。(笑)

そこからは試合終了までほとんどボールを握っていましたし、試合を支配してハーフコートゲームのようになっていたと思います。

前半の途中からは私たちのディフェンスラインを4枚から3枚にして攻撃の厚みをさらに増やしたことも良かったと思います。

センターバックの17歳の子がボランチに降りてきたので私が何故か練習で一度もやっていないトップのポジションに入って2トップになり、4-3-3から3-3-4のような形にフォーメーションが変わりました。

私が意識していたことはトップの片割れの選手が得点女王争いをしているのでいい形でボールを受けて1点でも多く点を決められるようにというのが一つ、もう一つは彼女の動きをしっかり見て足元で受けたそうならスペースを開けて裏抜けしたそうなら相手のディフェンスラインを惹きつけることを考えてプレーしていました。

私は得点できませんでしたが、初めて組んだ割にはまずまずだったと思います。

そして私たちのセンターバックの選手がカウンターを受けた際のシュートブロックで足首を負傷してしまい一時的に抜けてしまったので、私は今度はセンターバックにポジションが変わりました。

この試合に関しては守備の時間があまりなかったので、センターバックとしては、攻撃の時のリスク管理をしっかりすること、中盤の選手とコミュニケーションをとってバランスをしっかり保つこと、相手の位置を確認し続けることを考えながらプレーしていました。

私は体も大きくないしスピードもパワーもないので、もう片割れのセンターバックの子にその子の持ち味でもあるファーストディフェンスをがっつり行ってもらおうと心がけていました(笑)
最終的には負傷して一時的に抜けた選手が戻ってきたので私は定位置であるボランチに戻りました。

試合中にこうやって何度もポジションが変わることはなかなかありませんが、どのポジションもこなせることは自分の強みであるのでしっかり対応できたかなと思います。

走行距離もチームトップだったようで、リーグ再開後の10-0という大勝に貢献できたことは嬉しく思います。

どんなポジションになってもそのポジションでやるべきことを日頃から整理できていれば混乱することもないですし、ボランチとしてプレーするときにもポジション全体を考えてプレーできることにつながるので、自分のポジションだけでなく他のポジションの理解を深めることはとても大事な要因だと思います。

現在暫定1位なので、チームとしても個人としてもこのまま頑張っていきたいと思います!

GPSトラッキングデータ

同試合の大宮玲央奈選手GPSデータを公開します(公開可能分のみ)

GPSディバイスメーカーは、当社が扱ってますSPTです。

vs Bayside United 90分出場

ボジション:ボランチ→トップ→センター→バック→ボランチと試合中4回のチェンジ指示

「監督から信頼されているってことですね。笑笑」(本人談)

総走行距離:12.45km

ワークレート(1分間移動距離平均)78.3m

最高速度:26.64km

詳しい解説・分析レポートは別途綴ります。

12.45kmの走行距離は、ハードワークしております。

今後の進化が楽しみです

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