HP内にもありますが、少し補強して改めて綴ります。
昭和のスポーツを経験して
僕は昭和時代の人間で、水分補給をしてはいけない時代を経験し、競技者としての現役時代はいわゆる“スポ根”全盛でした。その典型が、猛暑の中でも「絶対に水を飲むな!」とする厳命など、指導者や先輩には絶対服従でありました
水については、自分は“飲むな”と言われても飲んでおりました。100%パフォーマンスが良くなったからです。また、先輩後輩の絶対的な序列、猛烈な“シゴキ”などなど…現代では通用しない慣習がまかり通っていた時代でした
もちろん技術や戦術的な指導や情報なども存在しましたが…もちろん技術や戦術的な指導や情報なども存在しましたが、競技活動の中心となるのは、精神論・感情論が圧倒的でした。その潮流が当然であったので、ひたむきにやるだけでした。僕自身高校以外は幸い指導者に恵まれ、良い競技生活を送らせてもらいました。ただ先輩は怖く絞られました当時は、スマートフォンやパソコンはなくインターネットも皆無で、競技力向上のため情報を得るには書物や論文、専門家に教えを請う事が主流でした
スポーツ業界の情報化
そして現代─平成を経て令和の時代となり、スポーツ競技界では、IT&ICTなど情報発信・技術の革新がめざましく、あらゆるシーンで活用されております。コミュニケーションツールが廉価で使いやすくなり、各競技のコーチングノウハウなど世界最先端の情報が身近なものとなっております
IT&ICTの技術進化・革新に伴い映像・画像技術などビジュアルの日々の進化。SNSなど、ツールでの人的交流やセミナー開催と、あらゆる方法で最新鋭の情報を得て学ぶことができます。現実的且つ実践的な情報が短時間で手元に─昭和以前のように書物を漁ることは、ほぼなくなりました
令和の時代スポーツは、現実論と“精神論・根性論”を融合させる─現実である定量的なデータ分析解析を核にして、競技者の心に刺さるか
勝利至上主義の激化
一方で残念なことに、時流に逆らうかのように、まだまだスポーツ競技の現場は、依然として旧式である場面が散見されます。スポーツ競技の現場を見てみると、前近代的な怒鳴り・喚き続けている指導者が存在します。さらに選手の親御さんや親族など試合・練習で叫び続けているシーンが多い…なせそうなるのか?選手指導者とも“勝つのみ”に縛られ・固執するから─勝利への固執のみでは、取り組むスポーツ競技そのものの深さや楽しみを経験できないです。次第に競技から離れる…有望な競技者・指導者が去っていくケースを何度も見てきました。廃人・行方不明になった者も…スポーツ競技=勝負になれば“勝つこと”は求められます。勝利と同じくらい、それぞれの競技に関わる方々─競技者・指導者そして応援する方々が、その競技を通じて幸せな人生を作れているが大切なのです。つまり各人の心技体の成長、変化と進化がそれぞれの競技を通じて実現すること
黒子であるGPS、アナリスト
競技を通じての幸せを実現できれば、自然と“勝つこと”を目指し、さらに自己を高めることに対してそれぞれの立場で取り組んでいくと信じております。勝つか負ける、レギュラー、国家代表プロになれる・なれない…すべて自分の思いどおりにはならない─厳しい世界でいかに挑戦を楽しむのか
競技者や指導者の幸せには、激励の言葉は必要ですが罵詈雑言や暴言は必要なし。親御さんや親族のスタンドからの指示や喚き声も然りです。選手や監督コーチを激励し支える─支える存在になることを模索していたところ、自身はスカウティングが得意であったことに気付きました
現役を退いてからはコーチやスカウト&スカウティングに─そんななか社会人時代のコーチKeith DaviesさんとKeithさんの盟友・鹿内幸治さんとのご縁があり、GPSの普及促進および戦術分析の分野に挑戦します。自分の信条とマッチし、お二方と新たな価値が創造できると確信し、スポーツサイエンスの世界での挑戦を決意いたしました
古来より日本人は、国家や人々そして自然に対し慈悲深く、互いに尊敬の念を持って接する心が宿っております。
その心で、選手も指導者も応援する方々が共存共栄する─平成31年2月22日に会社を創設いたしました。
『普通ではない』スポーツアナリストとして『弱者が強者に勝る』を実現させます
『普通ではない』は当社とのお付き合い後、分かっていただけます。