ラグビー選手にとって、ケガは避けられないものですよね。
トレーニング中や試合中、相手選手との接触によって、ケガをすることが多いです。
靭帯断裂や骨折などの大きなケガから、打撲や捻挫などの大小異なるケガを、毎日のように繰り返しています。
激しいコンタクトスポーツであるラグビーだからこそ、ケガをしないための予防を徹底して、トレーニングや試合に臨むための体作りが大切です。
武井壮さんと見るラグビーワールドカップ衝撃の「タックル」まとめ!
ケガ予防のためにやったほうが良いこと
ラグビーでケガを予防するためには、筋力トレーニングが必須です!
タックルやスクラム、カラダとカラダをぶつかり合うプレーが多いので、筋力が弱いとどうしてもケガに繋がりやすいです。
体格差によっても違いが出てくるため、筋力トレーニングで大きく・強い体作りをしていくことが大切です。
しかし、ラグビーはプレーだけでも相当なエネルギーをつかいます。
そのため、オーバーワークによるケガには、かなり気を遣わなければいけません。
トレーニングのし過ぎでケガをしてしまっては、元も子もないです。
筋力トレーニングとプレーを分けて行うことは、ケガの予防にも繋がります。
体のコンディションをみて、トレーニングをわけると良いでしょう。
ケガの予防には適度な休息も大切
トレーニング中のケガを予防するためには、適度な休息も大事です!
疲労したままの筋肉でトレーニングを行っていては、本来のチカラが発揮できず、トレーニングしたい部位以外に負荷がかかってしまいます。
誤ったトレーニングを繰り返してしまうと、その動きがクセとなり、またケガの原因となってしまいます。
正しくトレーニングをするためにも、万全なコンディションに整えておく必要があります。
食事・睡眠などの休息はしっかりと取るようにしましょう!
また、インターバルやオフの期間を設けるなども、適度な休息に繋がるため、意識して取るようにすると良いでしょう。
ラグビー日本代表|ラジオ体操
ラグビーのトレーニング中によるケガ予防のためのIT活用
ラグビー選手は、毎日のようにケガを繰り返してしまうため、自分の体の調子を完全に把握できていないことが多いです。
選手の感覚で、調子の良い・悪いを判断してしまうと、大きなケガや故障の原因になります。
選手たちの毎日の体調やトレーニングデータを管理して、コンディションを整え、事前にケガを防ぎ、チームのパフォーマンスを上げることが大切です。
ラグビー日本代表チームはトレーニング管理を徹底している
ラグビー日本代表チームでは、2015年頃から、ITを活用したトレーニング管理を行っています。
ラグビーW杯で上位に入るためにも、これまでと量も質も格段にレベルを上げてトレーニングを行わなければいけなくなりました。
そこで、トレーニングやコンディション管理をするために導入したものがIT技術です。
アスリートは、コンディションのピークを試合当日に持っていかなければいけません。
これまでは、選手の感覚にまかせていたものを、ITを活用することで「見える化」しました。
ラグビー選手の疲労度は想像を絶するものなので、日々のコンディションをデータ化することで、常に最高のパフォーマンスを発揮できるようになりました。
データ管理はトレーニング中のケガ予防に活躍している
ITによるデータ管理は、ラグビー選手のケガ予防に、とても活躍しています。
今では、プロ・アマ問わず、大学生チームにもIT管理は取り入れられています。
トレーニングや試合後にデータを入力するのではなく、プレー中にリアルタイムでデータを管理できることから、その時々に合わせて、監督・コーチは指導することができます。
データをもとにトレーニングができるため、選手に合わせて強度を変えることができ、リカバリーをしっかりと設けることも可能です。
また、サボリ気味の選手には、データを根拠にアドバイスすることができます。
より効率的に最大限のパフォーマンスが発揮できるように、ITを活用しています。
以下の記事では、SPT GPS パフォーマンス・トラッキング・システムをご紹介しています。
まとめ
ラグビーは、スポーツの中でもトップクラスに激しいコンタクトスポーツのため、トレーニング中のケガは毎日のように起こります。
しかし、大きなケガや故障は、本人の選手生命やチームの指揮にも大きく関わります。
ラグビー選手の中には、これまで防げたはずのケガも多くあるはずです!
トレーニングや日々のコンディションを徹底的に管理して、必要のないケガは、できるだけ減らすようにしましょう。
執筆ライター 立津雅貴